【コラム】ヒト骨髄幹細胞とは?①
2022.04.11
ヒト骨髄幹細胞は、正式には
ヒト骨髄由来間葉系幹細胞
といいます。
「間葉系幹細胞」は体性幹細胞の一つで、
骨・軟骨・脂肪・神経・肝細胞など
さまざまな細胞に分化できる幹細胞として
再生医療でも注目されています。
その「間葉系幹細胞」は普段
骨髄や脂肪、歯髄、臍帯血といった組織に存在しており、
中でも骨髄から採取された間葉系幹細胞を
「骨髄 由来 (の) 間葉系幹細胞」と呼んでいます。
言いづらくて、覚えにくいので…
みなさんが呼びやすく、覚えてもらいやすいように
弊社では「ヒト骨髄幹細胞」と略しています(笑)
意外と知られていないことですが、幹細胞は
どの組織出身であるか
つまり「何由来」であるか
がとても重要です!!!!
なぜなら、どの組織出身かによって
備わる機能が異なるからです。
骨髄出身の間葉系幹細胞は、
修復・再生・創傷治癒・免疫
を中心とした機能を持っています。
なぜ骨髄由来の幹細胞がこのような機能を持っているのか?
その理由はまた次回詳しく説明しますね。